
先日放送されたテレビ番組「ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~」で浮腫みを予防する歩き方をやっていて「これはおもしろい!」と思ったのでご紹介します。
その歩き方を教えてくれたのはメディカルトレーナーの夏嶋隆さん。
夏嶋先生の著書には「その歩き方はいけません! 間違いだらけのウォーキング常識」「足ゆび力 ~つま先を使うだけで一生健康でいられる~」などがあります。
夏嶋隆さんはスポーツクラブクリニックの先生で元サッカー選手のゴン中山さんの歩くことも困難になっていた脚をリハビリで治した経験があるそうです。
かかとから着地する歩き方は脚が浮腫む?

夏嶋さんによると、一般的な歩き方であるかかとから着地する歩き方はふくらはぎの筋肉が張った緊張した状態が続きます。これによってふくらはぎのポンプ機能が弱まり、浮腫みの原因になるというのです。
「ほとんどの方は指先をそり上げてかかとから歩かれる。伸ばす瞬間がないのでズーっと緊張しています」と夏嶋先生。
夏嶋先生がおすすめするのは足裏全体をつかって着地をする歩き方。

この歩き方だと足の甲が伸びるためにふくらはぎが縮むことでゆるみます。
ふくらはぎが張って緩む動作を繰り返すことでポンプの役割をして血流が良くなります。
血流が良くなることで浮腫み予防になるのです。
歩いただけでふくらはぎが柔らかくなる?
足裏全体で着地し、反対のふくらはぎがゆるむことでふくらはぎが柔らかくなるんだとか。
実際にこの足裏全体着地の歩き方で10歩ほど歩いた女性が、歩いた前と後で体の柔らかさを計測したところ、歩く前には前屈で床に手が届かなかったのが指先が床につくほどに柔らかくなっていました。
試してみたらたしかに効果アリ!
わたしも硬くて浮腫みやすいふくらはぎに悩んでいるので試しにこの歩き方を意識してみました。
なるほど!いつもよりふくらはぎが疲れた感覚がない!
ちょっと歩いただけでパンパンになっていたふくらはぎが気のせいか楽になっています。
「足裏全体で着地するぞ!」と気にしながら歩くことで早足が防げたのも良かったようです。
かかとから着地する歩き方は長年染み付いてしまった癖なので急いでいたりするとつい戻ってしまうのですが、ふくらはぎを柔らかく、浮腫みにくくするためにもこの「足裏全体着地」で歩いてみようと思います。
- かかとから着地して歩くと、ふくらはぎが始終緊張しているためポンプ機能が弱まり浮腫む
- 足裏全体で着地すると反対のふくらはぎがゆるむ為にポンプ機能が活性化。血流が良くなって浮腫み予防になる。
- 足裏全体着地で10歩歩いただけで体が柔かくなるほどの効果も