最近読んだ本「私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれない」に書いてあったエピソードが衝撃的だったのでご紹介します。
著者 小倉朋子さんは食の総合コンサルタントでもあり、ダイエットコンサルタントでもあります。
小倉さんがカウンセリングした30代のAさんは、仕事中に砂糖の入ったカフェオレを1杯飲むのを習慣にしていたのだとか。
Aさんの話を聞いて小倉さんはそれが太る原因だと感じたそうです。
小倉さんの提案により、Aさんは砂糖入りのカフェオレをブラックコーヒーに変えました。
すると3カ月で7キロも体重が減ったというのです。
Aさんは昔から学生のころから習慣化していたカフェオレを飲むことをやめるなんて考えてもいませんでした。
しかし、その習慣で飲んでいた「無意識のカフェオレ」を思い切ってやめることで、ほかの食生活にも影響が出てきたというのです。
1杯のカフェオレくらいではカロリーもたいしたことありませんが、なんとなくのカフェオレをやめることでほかの当たり前に食べていた食事がわかり始めたのです。
Aさんはカフェオレをやめたことで、実は小腹がすくと飴をなめていたり、食べるときの一口が大きいということにも気付けたそう。
「当たり前」をやめることで、ほかの「当たり前」を見つけることができて、結果的にいろいろな「なんとなくの食事」を見つけることができたのです。
当たり前の習慣にメスを入れると食生活が変わる
小倉朋子さんは本の中で「私は決して『カフェオレはダメ』とは言っていません。無意識の食習慣に流されず『今日はカフェオレに砂糖を入れてみようか』『今日はブラックにしよう』などとその都度向き合うことが大切なのです。」(P202)とおっしゃっています。
私はカフェオレが好きです。やめよう、やめようと思ってもやめられないくらいにカフェオレが好きです。
疲れていると、「あー、カフェオレ飲みたい」と思うくらいにカフェオレ好きです。
学生時代の友達には「足子ちゃんっていっつもカフェオレ飲んでたよね。」と言われるくらいにカフェオレ好きです。
だからこのA子さんのエピソードはグサーっと心に響いたのです。
流し込むようにカフェオレを飲んで、味もよくわからないからメーカーなんてどこのでも良くて、コーヒーの香りがうっすらすれば満足…なんて悲しいカフェオレの飲み方をしていました。
習慣で飲み物を体に入れているのだからほかにもいろいろなものを摂取してしまっていることでしょう。
私たちは1日のうちにどれだけ習慣でものを口に入れてしまっているのでしょう。
「勤務中の甘いコーヒー」「電車でつまむ飴」「通学時のミンツ」「部活後の野菜ジュース」「深夜の勉強時に飲むコーンポタージュ」「学校帰りの肉まん」…。
無意識の食事がたまりにたまって7キロのぜい肉になっていたとしたらおそろしいですよね。
自分で「別枠」「聖域」と設定していまっている、飲み物や食べ物を思い切ってやめてみると、ほかにも無駄に食べているものにきっと気付けるはず。
あなたには「無意識のカフェオレ」ありますか?