ハイヒールを履いた女性は美脚に見えます。
音楽ユニットのPerfumeの3人もハイヒールを履いて踊っていますが、とても美脚です。
美脚の女性がハイヒールを履いていると「ハイヒールを履けば美脚になるの?」と感じます。
しかし、しばしば「ハイヒールを履いていたら脚が太くなってしまった」「ハイヒールを履いていたらO脚がひどくなってしまった」なんて話も聞きます。
どちらが正解なのでしょう?
ハイヒールを履いたら美脚になるの?それとも脚が太くなってしまうの??
ヒールが高いと脚が長くなる
ハイヒールを履くとかかとの位置が上がります。
つま先立ちに近い状態になることで、ふくらはぎのトップ(一番太い部分)が上がり、かかとの位置が上がることで脚が長くなります。
ハイヒールを履くと普段よりも脚が長く見えるのです。
ハイヒールを履くと脚が太くなってしまう原因
ハイヒールを履くと足元が不安定になります。
ハイヒールとぺたんこ靴では履き方が違います。
ぺたんこ靴はなにも考えなくても安定して履けますが、ハイヒールは普段の靴の感覚で履くとグラグラしてしまうために脚につい力を入れてしまいます。
特にピンヒールのようにかかと部分の面積が小さい場合はつま先立ちのようにしてなるべくかかとに力を入れないように立ってしまいます。
その結果脚に力を入れギューっと踏ん張っている状態で歩くことになります。
踏ん張っているので筋肉が発達し脚が太くなってしまうわけです。
外反母趾やO脚をひどくなってしまうことも…
ハイヒールは先端が尖ったデザインが多いです。
つま先に力が入った状態で狭い先端部分にぎゅうぎゅうと指を押し込んでしまうので外反母趾の原因になります。
また、ハイヒールを履いていることで脚の外側に力が入りO脚の原因になったり、腰痛の原因になってりもします。
じゃあハイヒールは脚を太くするの?
「じゃあ、ハイヒールは脚を太くしてしまうんだ!」と思ってしまいますが、それはちょっと違います。
いままで「脚が太くなる原因」はあくまで「ハイヒールを履いたときに間違った立ち方や歩き方をしていた」という場合。
ハイヒールを履いていてもきちんとハイヒール用の歩き方、ハイヒール用の立ち方をしていれば脚が太くなることは防げます。
美脚になるハイヒールの使い方を提唱するマダム由美子さんはハイヒールを履いたときの立ち方を以下のように説明しています。
「ハイヒールを履いたとき、最も美しく見えるのが、一方の足のかかとをもう一方の足の土踏まずの内側につけて、内くるぶしを見せて立つバレエの“3番ポジション”。この立ち方だと、デコルテが自然に開いて姿勢がよくなり、体が1本の縦ラインのようになり、スッキリと美しく見えます」
美しい立ち方:美的
いわゆる「コンパニオン立ち」をすると自然に姿勢がよくなってスッキリと美しく見えるんだとか。
コンパニオン立ちは理にかなってたんですね。
歩く際は「うちくるぶしを見せながら」「つま先とかかとを同時に着地する」「1本の線を土踏まずでたどるように」足を運ぶと良いそうです。
美しい歩き方は、一直線上を進むように歩くこと。直線の上を歩いて練習してみて。内くるぶしを見せながら足を出し、線の外側につま先部分を、線の内側にヒール部分を置き、線上に土踏まずがあるのが理想的。
美しい歩き方:美的
スニーカーとは全然違う歩き方ですよね。
ハイヒールを普通に履いていてここまで考えて歩いている人って少ないのではないでしょうか。(いたら逆にすごい!)
ハイヒールを履くときはハイヒール用の立ち方、ハイヒール用の歩き方をするのが脚を太くしないコツです。
脚に負担がかかるので履いたあとは足のケアを
とはいえ、やっぱりハイヒールは脚に負担がかかります。
可能であれば週に数回に抑えたり、履いたあとにマッサージやストレッチをして脚をいたわってあげましょう。
ハイヒールのデザインは女性らしく、ちゃんと履きこなせればとても美脚に見えます。
いきなりハイヒールを履くことになって慌てないように普段から時々練習してみてはいかがでしょうか。