「食生活の改善」がダイエットの第一歩
ティーンのダイエットは過激なものは厳禁。また大人でも無理なダイエットは体を壊してしまいます。
余分な脂肪を減らすには「食生活の改善」が必要だと言われていますが、「食生活の改善」とは何をすればよいのでしょう?
標準体重よりも太っているのなら食べ過ぎが原因であることがほとんど
標準体重より太ってしまっている場合にダイエットをするからといきなり運動をはじめてしまう人がいます。
好きでもない運動をやって、しかも体重が減らすにイライラ…。
運動でダイエットをしようと思っている人がぶつかる壁です。
実は、運動で消費できるカロリーは微々たるもの。
長距離選手や長時間の水泳をやるのなら別ですが、1時間もランニングをしても消費できるエネルギーは500kcal程度。
菓子パン一個とジュースを飲んでしまえばせっかくの苦労も吹き飛んでしまいます。
10代や20代が太っている理由は運動不足ではなく、食べ過ぎです。
余分な脂肪を減らしたいなら運動するよりも食生活を変えたほうが近道で確実です。
特別なダイエットはしなくても普段の食事の方法を見直すだけで痩せる
ダイエットというと炭水化物をカットしたり、夕飯を低カロリーや豆腐やもやしにしたり…と無茶な方法をする人がいますが、そんなことをしなくても普段の食事の内容を変えるだけで体重は3~5キロ減ります。
なぜなら、太っている理由は普段の食事にあるからです。
スリムな人はスリムな人なりの理由があります。
モデルの蛯原友里さんは間食というものをほとんどしないそうです。周囲の人は彼女がなにか食べているところをめったに見ないのだとか。
スレンダーな体型で有名な河北麻友子ちゃんも「基本的にお菓子は食べない」と雑誌の美容特集で語っていました。
彼女たちはダイエットしてるからそうしてるのではありません。
普段から間食をしなかったり、お菓子を食べないという食生活なんです。
まずは食べた物、飲んだ全部書き出してみよう
まずは起きてから寝るまで、自分が口に入れたものをすべて書き出してみましょう。
めんどくさくなければ時間も書いておきましょう。
一番はじめは飲み物にメス!
さて、無意識に口に入れているもので驚くほど体に変化をあたえるものが「飲み物」です。
あなたは普段何を飲んでいますか?
カフェオレ、ジュース、コーヒー、スポーツドリンク、ココア、ダイエットコーク…などなど
甘い飲み物は急激に血糖値を上げその後に猛烈な空腹感をもたらします。
カフェインの入っている飲み物は気分がすっきりしますが、飲んだ水分以上の水分が排出される利尿作用があるために体が浮腫みやすくなります。
余分な脂肪をつけたり、むくませないためにも飲み物は常温or温かい水やノンカフェインのお茶にしましょう。
間食の内容にメス!
飲み物のつぎは間食にメスを入れましょう。
間食とは朝ごはん、昼ご飯、夕御飯以外に食べている食べ物です。
通学のときにちょっと食べた飴やミンツも間食に入ります。
おなかが空いてないのに食べてない?
食べ物を口にいれるときはお腹がすいている時以外に「口さみしいとき」があります。
この「口さみしいとき」は体が食を必要としているわけではありません。
エネルギー不足になっていないのに食べてしまうということはそのまま余分な脂肪になります。
間食を食べるときはおなかがすいた時にしましょう。
栄養のない高カロリーなもの食べてない?
スナック菓子、アイス、カップラーメン、菓子パン…
これらの食べ物はほとんど栄養がありません。しかも高カロリー。
口を楽しませるだけの娯楽の食べ物です。
もちろん娯楽もたまには必要ですがその楽しみが脂肪につながってしまいます。
毎日こんな間食を食べているのならそれは痩せるはずがありません、
娯楽は週に1~2度くらいにしましょう。
量は適量?

空腹感があるとおなかがはち切れんばかりに食べてしまいますが、それでは食べ過ぎです。
早食いは大食いの原因。
よく噛んで時間をかけて食べ、「ちょっと物足りないかな?」くらいでやめたほうが体に負担もかかりません。
朝の体重と夕食後の体重を量ったときに1kg以上差がある場合は食べ過ぎている可能性があります。
野菜・タンパク質・炭水化物はきちんと摂れてる?
量は適量でも「お昼はうどん。夜はパスタ。ほとんど炭水化物だった」とか「お肉は食べていたけど野菜は野菜ジュースで補給した」
「夜はダイエットの為に毎日野菜サラダだけ」というのも危険。
炭水化物ばかりだと栄養不足になり空腹感が増しますし、太りやすく、浮腫みやすい体になります。
かといって炭水化物を全くとらないと体が飢餓感を感じて痩せにくくなります。
タンパク質は筋肉や肌を作るのにとても大切な栄養素ですし、代謝もアップします。
野菜でビタミンや食物繊維を摂取することもとても大事。
自分の食事を見たときにバランスよくこれらの栄養素は摂れていたでしょうか?
ダイエット食にするまえにまず普段の食事を正常に
巷ではいろいろなダイエットが流行っています。
炭水化物抜き、カロリー制限、朝スムージー、ロウフード…などなど。
新しいダイエット方法はつい取り入れたくはなりますが、ダイエット食にする前にそもそも普段の食事を正常で健康的な内容に見直すべきですよね。
暴飲、暴食、間食たくさんの食生活をごくごく普通の食事に変えただけで余分な脂肪はストンと落ちてくれます。
もちろんストレスが溜まるのはNG!
お菓子だってやめる必要はありません。
無意識に食べている分を減らせばいいだけです。
「なるほど!そうかもしれない。普段から食べ過ぎてるかも?」と思ったらさっそく明日は朝から食事内容を記録してみてください。