学生さんは夏休みの期間に突入しました。
「長い休みのうちにダイエットをして新学期にみんなを驚かしちゃおう!」なんて考える女の子も多いはず。
でも、「せっかくダイエットの成果が出てきたと思ったら夕飯をたんまり出してきたり、お菓子を買ってきてお母さんが邪魔する!」なんてことも少なくないはず。
「娘が綺麗になろうと努力しているのになんで…」イライラして悲しい気持ちになってしまうかもしれません。
では、どうしたらダイエットを妨害してくるお母さんを説得できるのでしょう?
中学・高校時代にいろいろなダイエットを試し、ダイエットや脚やせに関して研究し、今では女児を持つ母になった私の視点で12歳から19歳の成長期の女の子にアドバイスします。
お母さんはあなたを心配している
大前提としてなぜお母さんがダイエットを邪魔しようとしているのかというと、あなたを心配しているからです。
ダイエットをすることで栄養不足なり、体調を崩したり成長が止まったりして取り返しのつかないことになってしまうことを恐れているのです。
意地悪であなたのダイエットを邪魔しているわけではありません。
あなたはここ数年で成長し、急にあなたになったのかと思うかもしれない。
でも、何年もの間お母さんは食事を食べさせて、病気をしないように気を付け、ちゃんと成長するように管理していたのです。
せっかくここまで育て上げたのに本人がわざわざ痩せるために食事をとらなくなってしまうなんて…お母さんが「どうにかしなきゃ!」と思うのも当たり前だとは思いませんか?
お母さんを説得するときに、これはやっちゃダメ!
お母さんを説得してダイエットに協力してもらいたいならこれだけはやっちゃダメです。
ファッション誌のモデルを基準にする
ファッション雑誌に出ているモデルさんや読者モデルさんの体重を基準にしてはいけません。
彼女たちは仕事でモデルをやっている人たち。
一般人の平均体重よりもやせています。
そこを基準にしてしまうと一般人レベルではガリガリの体型。
プロのモデルさんは凄まじい努力と多少の無茶と遺伝の力であのようなプロポーションになっています。
仕事でもないのにその体型を目指すのは大変不健康で危険です。
これではお母さんがダイエットを止めるのもムリはありません。
「みんなやってるからやりたい」と言う
「みんなやってるからやりたい」ではなんの説得にもなりません。
「よそはよそ。うちはうち。」で論破されます。
お母さんへの要望をわんさか言う
「ダイエットしたいから、お母さんはお肉をゆがいてから料理して」「ダイエット用品を買って」「毎日カロリーを計算した料理を出して」「お惣菜は買わないで」など
お母さんへ沢山の要望を出してはいけません。
お母さんはそれでなくてもやることが一杯あるんです。
そんなにいろいろ言われたら「だったらダイエットなんてやめちゃいなさい!」とキレたくもなります。
お母さんを非難する
「私が太っているのはお母さんのせいなんだから、ちょっとは協力して!」
「せっかく痩せてきたのにお母さんのせいで台無し!!」
こんなふうにお母さんを非難してはいけません。
そんなに上から目線で来られると、意地でもダイエットを邪魔したくなってしまいます。
お母さんの気持ちになって、言われて嫌なことを言うのはやめましょう。
ダイエットに反対するお母さんはこうして説得!
こんな感じで説得すればきっとダイエットに協力してくれます。
お母さんだって鬼じゃない。
娘が綺麗になるのはうれしいんです。
太っている事実を客観的に説明する材料を集め、提示する。
自分がどれだけ標準体重よりオーバーしているのか、今のままではなぜいけないのかデータを元に説得しましょう。
「日本人の標準体重」「BMI」「健康的な体脂肪率」など。
「全然太ってないじゃない!」というお母さんには集合写真を見せましょう。
あなたが見るからにおデブちゃんで見るからに問題があるのならお母さんもダイエットに協力してくれるはず。
ダイエットを問答無用で妨害してくるのならそれは今のあなたの見た目が特に太っているようには見えないから。
もし、あなたが中学生や高校生で成長期なのだとしたら標準体重やBMI値を調べてみて。
あきらかに肥満体型ならダイエットに協力せざるをえません。
自分がいかに太っているかお母さんを説得しましょう。
もし体重は標準以下。
周りと比べても同じくらいの体型。
体脂肪率も問題ない…
それは、本当にダイエットをする必要がありますか?
必須栄養素は摂取することを約束。あくまで「食べ過ぎている分を食べない」ことを伝える
学生のダイエットで危険なのは栄養不足。
朝、昼、晩の三食は食べなくてはいけません。
自分の食事に必須栄養素がちゃんと摂れているのか調べましょう。
成長期の場合はより多くの栄養素が求められます。
基本的に成長期のダイエットは「ごはんを減らす」ではなく「間食を減らす」です。
食べなければいけない食事をきちんと食べていればお母さんもそこまで反対はしないはず。
ダイエットに関してはめちゃめちゃ知識があり、無茶なことはやらないという姿勢を見せる
なぜあなたのダイエットをお母さんが妨害しようとするか?
「無茶だから」です。
お夕飯をもやしだけにしたり、ご飯を食べなかったり、怪しいダイエット商品を買いたがったり…
その方法では体を壊したり、ダイエットに失敗してイライラすることがわかりきっているからです。
ティーンファッション誌で読者モデルがやっていたというダイエットを実践するのだけはやめましょう。
本当に綺麗になりたいのならファッション誌ではなく、せめて健康系の雑誌、書籍に載っているものを試して。
お母さんの負担は増やさない事を約束
お母さんがいくらお菓子を買ってきてもあなたが強い意志で食べなければ良いだけ。
ずーっと食べてもらえなければいずれ買ってくることをやめます。
もし、いつもの揚げ物中心の料理ではなく野菜の沢山入ったあっさりした料理にしたいのなら「週に3回は自分で作る」と料理を作る係をかってでましょう。
家事が減って健康的な食事ができるのならお母さんもうれしいはず。
がんばっているあなたを見ればお母さんもだんだんと協力したくなっていきます。
いかがですか?
以上がダイエットを邪魔するお母さんを説得する方法です。
喧嘩しないで仲良く、一緒に綺麗を目指しましょう。