駆け込みドクター6/21放送で漢方外来についての特集で漢方外来受診時にやってはいけないことの注意事項が紹介されていました。
漢方外来とはアトピー性皮膚炎などの体質的疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病、「冷え性」や「疲れやすい」などの西洋医学では病気と診断されないような「なんとなく不調がある」という状態を漢方薬で改善していくため、医師が診断して適切な漢方薬の処方をしてくれるところです。
漢方医さんは
問診(もんしん)、望診(ぼうしん)、聞診(ぶんしん)、切診(せっしん)という4つの方法で患者さんを診断します。
問診は主な不調に加えて排便の状態、汗の状態、病歴、食欲の状態を聞くことによって診断します。
望診は肌の状態や顔色などを診て診断します。この望診の代表的なのものが舌の状態を診る「舌診」です。
聞診はお腹の音や声の様子、においなどを診断します。
切診は患者の体に触って診断します。脈をとったり、お腹を圧迫して診断します。
漢方医さんが正確に症状を診断するためには患者側で気をつけなければいけないことがあります。
番組で漢方内科の玉木優子さんは
「漢方医は五感をつかって診断しますので、NG事項が4つあります」と紹介していました。
そこで挙げられていたのが以下の4点。
漢方外来受診時にやってはいけないこと
顔色の判断が難しくなる
お腹が張ると腹診(おなかの診断)が正確に出来ない
においが分からない
舌診(舌苔の診断)が出来ない
いずれも漢方医さんが患者さんの状態を正確に判断するためにはやらないほうが良いですね。
これを知らないと「舌を診てもらうから、恥ずかしいし舌の掃除しておこう」とか「お腹が鳴ったら恥ずかしいからちょっと食べてからいこう」なんてやってしまうかも…。
漢方外来に行く際にはうっかりNG事項をやってしまわないように気をつけましょう。