「運動をしている人が筋肉質なのは分かるけど、私は部活も何もやってないのに筋肉質だよ!!」
なんて嘆いているあなた!
あなたが上半身が華奢なのに下半身が妙に筋肉質だとしたらそれは理由があります。
上半身は腕相撲も弱いくらいに華奢、なのに下半身だけガッチリ筋肉質!
特別な運動もしていないし、鍛えてもいないならちょっとおかしいですよね。
もし、体質的にすぐに筋肉が付くのなら上半身にも筋肉がついているはずです。
ではなぜ下半身だけ筋肉質なのでしょう?
考えられる原因は2つあります。
上半身や足裏の不安定を脚の筋肉でカバーしている
筋肉は理由のないところに付きません。
筋肉が過剰に発達しているということはそこに負荷がかかっているということです。
例えば偏平足。
足裏の土踏まず(凹んでいるところ)がなくて、全体がペターンと平面になってしまっているのを偏平足と言います。
この土踏まずがないことを「足裏のアーチが無い」といいます。
足裏のアーチがないと不安定でグラグラします。
グラグラしているから安定させようと脚はグっと踏ん張ります。
不安定さを安定させるために脚の筋肉ががんばっているんです。
がんばっているから筋肉がガッチリついてしまいます。
例えば体幹が不安定。
片足だけで立つと体がグラグラしたり、一本の線の上を歩こうとしても上半身がグラついて上手くいかない。
こんな場合は体幹が不安定でバランスが悪くなっています。
そのままでは不安定な上半身をカバーするために下半身の筋肉ががっちりしていきます。
なにか思い当たりませんか??
上半身が不安定な人は脚が筋肉質な割には腹筋がついておらず、ウエストが細くアバラが目立っていたり、ずっと座っているのが辛かったりします。
この現象を解決するには体幹をしっかり鍛えて体の重心を安定させる。
足裏のアーチがない偏平足の場合は
足裏をしっかりほぐし足裏の筋力を鍛えることで足のアーチを復活させる。
体が安定すれば脚の余分な筋肉も落ちてスッキリしてきます。
足裏のアーチがあり、体幹が安定していると怪我の予防にもなります。
無意識にガツガツ運動している
特別な運動をしているわけではないのに脚がガッシリと筋肉質…
この原因で考えられる2つ目の理由が「無意識の運動」です。
自分では日常の習慣になってしまっているので筋肉に負担をかけている行為だと気づいていない事、
それが脚を筋肉質にしてしまう原因だったのです。
学校や会社から家に帰ったらやけに筋肉が張っている…それは無意識の習慣が脚の筋肉に負担をかけてしまっている合図です。
無意識に行っている脚に負担をかける運動例
いかがでしょうか?
「え?こんなことで??」と思うかもしれません。
わたしは学生時代に重い荷物を乗せて毎日往復50分自転車通学をしていました。
ふくらはぎも太もももカチカチ。
でも、そのときは「何も運動してないのにどうして!」と悩んでいました。
無意識の習慣になりすぎて、それが筋肉を発達させてしまうなんて思ってもいなかったんです。
筋肉は基本的には使うところが発達します。
そこの筋肉が発達しているということは「何もしないのになっている」のではなく、
「何かしているからなっている」と考えるのが自然です。
「運動もしてないのに脚だけがガチガチの筋肉質」というタイプの方は自分の日常生活をちょっと振り返ってみましょう。
意外と他の人とは違う「何か」をしているのかもしれません。
まとめ
運動をしていないのに脚が筋肉質な理由