筋トレをはじめたくなる「あなたと、あなたの人生を美しく、強くする筋トレのはじめ方」書籍レビュー


あなたと、あなたの人生を美しく、強くする筋トレのはじめ方

最近、年齢のせいか筋肉の衰えによる体型の崩れが以前より気になるようになってきました。 特に背筋や腹筋、二の腕あたり…。

あまり筋トレでムキムキしてしまうのは嫌なのですが、これまた年齢のせいか以前より筋肉質な女性も魅力的に感じるようになってきました。

小麦色の肌で引き締まったからだって素敵ですよね。

ということで、amazonのベストセラーランキングで見かけて気になっていた吉川朋孝さんの「あなたと、あなたの人生を美しく、強くする筋トレのはじめ方」kindle版を購入したので簡単にレビューします。

吉川朋孝さんは肉体改造トレーナーを職業とした方で「吉川メソッド」という独自の筋肉トレーニング方法を提唱しています。

(私はこの本を読むまで存じ上げなかったのですが、テレビを良く観る妹によると「最近良く見かけるよね」とのこと。ランキングの上位だったのはテレビの露出が多いからなのかもしれません。)

本全体の感想

自己啓発系筋トレ本です。 筋トレの具体的な方法は「吉川メソッド2週間トレーニング」として2週間分の全体的な筋トレ12種類を載せてありますが、他はエッセイ風で「いかに筋トレが素晴らしいか」という内容が書いてあります。

紹介されている筋トレ自体も目新しいものではありませんので(ダンベルランジ、スクワット、プッシュアップ等)、具体的な筋トレの方法を知る本というよりは筋トレをするにあたって得るべき心構えを知る本といった印象です。

今まで筋トレについてマイナスなイメージを抱いていた人はこの本を読むことによって「明日からはじめてみるか!」と背中を押されると思います。

実際私も今まで筋トレに良いイメージは持っていませんでしたが、「2週間メソッドやってみるか!」と思いっきり影響されています。

2週間トレーニングでは1週間分のトレーニングメニューが提案してあります。 2週間目をそれをもう1度やります。 この本で紹介されている吉川メソッドは筋トレメニューをこなし、本で紹介されている食生活を取り入れることで筋肉を作りシェイプアップをするという方法です。

気になった言葉をピックアップ

個人的に気になった言葉、新しい気付きを与えてくれた言葉をピックアップしてみました。

引用元 あなたと、あなたの人生を美しく、強くする筋トレのはじめ方 吉川朋孝から

筋肉は硬いイメージですが、力を入れないかぎり、とても柔らかく、さわり心地はいいのです。 (2 筋トレはエステより、整形より効く最強の若返り方法。)

私は自分のふくらはぎが力を抜いても固いふくらはぎなので…「やっぱりか」と再確認。 力を入れない筋肉はとても柔らかいんですね…。 ということは、この硬いふくらはぎは正常な状態の筋肉ではないのでしょう…(遠い目)。

ハッキリ言いましょう。筋肉をつけるほどの正確無比な筋トレでなければ、ダイエットは必ずリバウンドします。急がば回れ。他の方法を探すより、いますぐ筋トレを開始する方が、よっぽど懸命です。 (3 筋肉が増えると、やせ体質になります。)

筋トレをしたほうが逆にダイエットが簡単という考え方。 年齢を重ねるとダイエットしたところで体型は良く変化するわけではなくなっていきます。 ダイエットをして体重は減ったのにみすぼらしく見えてしまったり、シワっぽくなったり、たるんだり。 一見面倒だと思える筋トレも絶対に良いボディーラインに効果があるというのなら実は近道なのかも?と考えさせられます。

遺伝的に太りやすいのではなく、ほとんどが、太りやすい食事をその家族がしてきたからです。 そりゃ、家族みんな太りますよ。 意外とお父さんだけやせていることがあるのは、家で食べる機会が少ないからです。(12 あなたが今太っているのは、遺伝のせいではありません。)

これは「ポン!」とひざを叩いちゃうくらい納得。 お父さんだけが痩せているのはお父さんが家で食べる機会が少ない(家の食生活にあまり影響されない)というのは確かに一理あるような気がします。

欠点がたくさんある人より、欠点がたったひとつの人のほうが、執着心は強いのです。それほど、美しいということには価値があるのです。 (19 やっぱり美しい人は得。筋トレなら、誰でも美に近づけます。)

よく脚が充分に細い人が「私の脚は太くて」とか「醜くて嫌なんです」と言っていますが、あれって嫌味ではなくて美にこだわりがものすごくあるからというのもあるんでしょうね。 女優さんやモデルさんのほうが一般の人よりも美容に力を入れるのは見てくれる人がいるのもありますが、パーフェクトを目指しているからこそなんだろうな、と思いました。

毎日ダイエットすると決めたら、何があってもやる。 (24 ダイエット前と後の写真が、あなたの心に火をつけます。)

ただいま実践しています。 「やる日とやらない日があるからやるのが面倒になってしまう。 全てやる日にして習慣化すれば良い。」という考え方。 やってみると確かに、毎日やると決めてしまったほうが楽ですね。

大切なのは、フォームを決して崩さないこと。 (36 「やっているつもりトレーニング」では、フォームが崩れて効果が出ません。)

フォームを崩さずに筋トレをするってなかなか難しい。 どうしても本を読んでも途中の動きやスピードがよく分からなかったりするので理想は映像で見たり、ちゃんとした人に指導してもらうほうが良いと思います。 自分でやるとどうしても楽なフォームを見つけてしまいますものね。

筋トレの1セットは、女性なら10~15回が目安です。 1セット終わったら、1分間休憩し、3セット行ってください。 (39 自分の限界を決めない。)

だらだらと何回もこなすのではなく、1セットで区切りをつけて3セット行う。 確かに何回も同じ動作をしていると惰性でやってしまってフォームも崩れがちですよね。

人間の体液は0.85%がナトリウム(塩分)です。体は、このナトリウムとカリウムのバランスを常に保つため、体液をコントロールしています。ところが、塩分を多く摂取したにもかかわらず、水分量が少ないと、このバランスが崩れます。

体液のナトリウムバランスが高くなれば、それを薄めようと水分を引き込むので、結果としてむくみます。 (53 水は1日3リットル以上飲む。)

塩分を摂りすぎると浮腫むといいますが、それをわかりやすく説明してありました。

塩分濃度のバランスをとるために水分を溜め込んでしまうために体が浮腫んでしまうんですね。

不思議なもので、生徒さんの多くは、ダイエットをやり遂げると、考え方自体が変わってしまいます。 ダイエット前は大好物だった、ファストフードやスーパーのお惣菜などを体が欲しなくなり、「体に悪いものを、わざわざ体に入れたくない」と考えるようになるのです。 (59 ダイエットに成功すると、自然と体にイイものを食べたくなる。)

以前、私はデトックス的な理由でファスティングダイエットをしたときがありました。体重は5キロほど減り、体の不調も改善しました。

確かにそのときにファーストフードや味の濃いものが受け付けなくなって、以前よりインスタント食品を美味しいと思わなくなっていたんです。

半年程度で味覚は元に戻ってしまいましたが、その時の経験から「ジャンクフードが欲しくなるのは体内が汚れているから」だと思うようになりました。

体を壊して無理に行ったダイエットではなく、健康的な運動をして体に良い食事を心がけたダイエットで体の中が綺麗になると自分にとって悪影響を及ぼす食事を体に入れたいという気持ちが薄れるのではないでしょうか。

買って良かった?

筋トレ熱を高めたかったので、その効果は充分ありました!買ってよかったです。

気になる点

筋肉を作る為の食生活も紹介されているのですが、ほぼ炭水化物抜きのプランなのでちょっと女性にはストイックな気がします。

食生活に関するストレスは溜まらないのかな?と素朴な疑問。 実際に試してみていないので、筋トレと共に食生活を変えていけば苦ではないのかもしれません。

価格

Kindle版で1000円を切りますが、単行本では1260円です。 写真による説明やイラストが少なく文字情報がほとんどでエッセイ調なのでちょっと割り高感があるような気がします。

おすすめ度

★★★★

筋トレが気になっていて、「ちょっとやってみようかな、どうしようかな」という人向けに良い本だと思います。自己流で筋トレをやっていて効果が出ていない人にも良いと思います。 すでに筋トレの習慣があって、魅力を充分に分かっている人には必要ないかな?

私は、今まで筋トレをやっていなくて興味があったので心に響く本でした。

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