体の使い方を学ぶアレクサンダーテクニークももう一年ほど通っていますが、
だんだんと自分の悪い癖が分かるようになりました
私の今回のテーマは「歩き方」だったんですが、グループレッスンなので他の人の質問へのアドバイスもあわせて聞けるので一緒にやったり聞いたりしていました。
そこで、寝る時にリラックスできる寝かた、座り方、なんかもやったんですが、
共通するのが「前へ上へと思う」ということ
寝転がるにも、いすに座るのも立ち上がるのもすべて「前へ上へ」です。
これは一年を通してずっと言われているんですが、今日なんとなく分かってきました。
何をやるにも「前へ上へ」と思うだけで動きがスムーズになるんです
歩くときの指導をうけるときに私が「脚のことばかり考えてしまいます」と伝えたところ
先生は
「脚の動きもすべて頭からです。この位置(耳の奥あたり)に頭が乗っていることを思って
前へ上へと思いながら歩いてください、さあどうぞ!」
こんどは体が一体となって脚がもつれずに歩けました。
人間の体は構造上こういうふうにできてるんだ、と気づく瞬間です。
胴体はウエストまでではない
また、「座る時に腰を反ってしまう」と先生に悩みを相談したところ、
先生は逆に「どこまでが胴体だと思ってます?」と質問してきました。
私は「(ウエストをさわって)ここあたりのイメージなんです」と。
そうすると、うんうん、とうなずきながら「多くの人は胴体がウエストまでだと思っています
でもウエストの下には何がありますか?」
と先生。
「うーん、おしり??」
「違います。
骨盤があってその中に子宮もあるし腸もありますね。
胴体には臓器があります。
脚や手は運動するためにありますが、胴体には生きるための臓器が入っています。
脚や手は切っても生きれますが、ウエストを切ってしまっては生きれませんよね。
だからこのウエストの部分はお辞儀をしたり、反ったりする部分ではないんです。
エレベーターガールさんのお辞儀は股関節から倒れていますね。ああいうことです。」
なるほど。
私はウエスト部分に余計な役割を押し付けていたみたい。
たしかに椅子からPCに体を近づけようとするときに腰をそって近づけようとしていた。
股関節から胴体を倒して近づけなければいけなかったんだ!
目からウロコでした。
今はPC作業が多いのでこれはけっこう使えそう。
いつも歩きにくかったヒール高めのブーツで歩いた時に「前へ上へ」をずっと考えてやってみました
すると脚運びがとてもスムーズに。
これだったらふくらはぎ疲れないかも。
アレクサンダーテクニークもあと2回ですが、歩き方の習得のために噛み締めて通おうと思います。
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