よく、日本人は欧米人にくらべて上半身が華奢なのに比べて脚が太いと言われます。
それは[日本人が古くから床で生活していて、正座などをして骨盤が歪んでしまったため下半身の代謝が悪くなってしまったことにより、下半身はむくみ脂肪になってしまった。]という論が一般的ですが、近頃は日本人も欧米人の様に椅子に座るようになり、そのような事もなくなってきたはずです。
では、なぜ下半身だけが太ってしまうという事がおきるのでしょうか。
考えられる理由は下記のような事があります
(1)水分太り むくみ太り
下半身は重力の関係で、血液がたまりやすくむくみやすいです。
ですから朝より夕方の方がふくらはぎは太くなってしまうのです。
他にも栄養不足で体が水分をためこんでパンパンになってしまったり、
脚をあまり動かさないデスクワークのためにどうにも脚がだるくて、、
という方は多いと思います。
ムクミがムクミのままならまだマッサージやストレッチで比較的すぐに回復しますが、
慢性のムクミだと脂肪がセルライト化し下半身太りが深刻になってしまいます。
ムクミだけで脚が太くなってしまっている場合は逐一解消してセルライト化を防ぎましょう。
(2)脂肪太り セルライト太り
前述したムクミから脚の脂肪がセルライト化し落ちにくくなってしまっていたり、
筋肉量が少ない脚のために脂肪を代謝しにい脚になっている場合や
単純にカロリーオーバーで脂肪が肥大してなってしまうのが脂肪太りです。
食生活を改善し半身浴で代謝を良くして、オイルマッサージをしてあげたり
食生活を併せて脚のケアをすることがポイントです。
脚の血行が良くなれば脂肪は脚からも燃焼してくれますから、
食生活の改善と下半身の血行を良くすることは平行して行ったほうがより効果がでます。
(3)筋肉太り
学生時代の部活動、自転車通学、日常生活の癖により筋肉が偏った発達をした際筋肉に対してのケア
不足が筋肉を硬く血行不良状態にさせてしまいムクミや脂肪を呼んで見た目がガチガチとした
頑固な太り方になってしまっているのがこの「筋肉太り」です。
現在進行形で体を鍛えていて筋肉質であるのとは違います。
硬くなってしまった筋肉は本来の脂肪をエネルギーとして使うという作業もできにくくなり
血行も悪くなるためにどんどん脚のサイズが上がっていってしまいます。
ふくらはぎが極端に太かったり、太ももの前面がガチガチと膨らんでいるような太り方が特徴です。
筋肉太りを解消するには運動を控え、筋肉をやわらかく正常な状態に戻すことが一番の対策です。
この「筋肉太り」タイプは日常生活でも無駄にドタドタと動いたり早足で歩いてしまっていたりする
のも特徴です。
筋肉太りタイプは根本的に自分の生活を治さないとなかなか治りません。
ムクミやセルライトよりもやっかいなのでほっておいてひどくなってしまう人が多いのですが、
これ以上頑固なガチガチ筋肉にさせないためにもきちんと自分の筋肉の状態と向き合ってあげることが
必要です。
(4)ゆがみ太り
O脚や骨盤の広がりによって筋肉が偏った付き方をしている状態です。
脚がゆがんでいると血行やリンパの流れも悪くなりムクミやすくなります。
日本人は床に座る生活のために骨盤が広がりやすく、下半身に脂肪がつきやすい洋ナシ型の体型
だといわれています。(反対に欧米人はお腹中心にお肉がつくりんご型です)
下半身太りの原因はほぼこの「脚のゆがみ」が原因であることがほとんどです。
脚がまっすぐで、正しい姿勢、歩き方ができていれば脚が不自然に太くなることはないのです。
ですから、脚のゆがみに関してはムクミやセルライトと併せてきちんと対処していかなければいけません。
様々な原因が重なって脚は太くなってしまいます。太くなる原因を考え一つ一つ改善していくことが脚やせの第一歩です。
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