タダほど高いものは無い?エステ無料券被害に注意

エステ無料券に注意!
雑誌の広告などでオマケによくついている「エステ無料券」
気になりますよねー。
私も含めて女性は「お得」という言葉に弱いのでほんとに無料なら行ってみたい、興味もあるし…
というのが本心ですよね。
結論から先に言いますが、この「無料券」、実施してるエステはまずあやしい!と思っていいです。
そもそもほんとに効果が出てるエステサロンが1万以上もする施術をいきなり無料にするでしょうか・・。
実力があればそんなにセンセーショナルな宣伝をしなくてもお客さんは来るはずですよね?
女性の口コミの力は男性の3倍以上あるといわれています。
良いものはこんな破格なプランを立てなくてもお客さんが集まるのです。
オープン記念でもなく、知名度もあるエステなのに「無料」…。明らかにあやしいですよね。
私のお友達でこの「無料エステ券」を試してみようと大手エステにいったところとても不愉快な思いをしたと話していました。
無料は無料で済んだのですが、勧誘がめちゃくちゃすごかったそうです。
けっこうその子はサバサバした男性的な性格の子なので、「はいはい、、」と勧誘も受け流していたところ
エステのスタッフさんは
「○○さんって美容に興味ないんですかぁ?」なんてなれなれしく突っ込んできたそうです。
何十万ものお金が発生する商売でこんな失礼な態度っておかしいんじゃないか、と彼女は勧誘を振り切ってきたそうです。
「勧誘自体は振り切れたけれど何時間も話を聞かされたためとても疲れて、気分も全く良くなかった」と言っていました。
無料なのはいいけど、せっかくリラックスしようとエステに行ったのに、長時間の勧誘の上自分を否定されるような発言、これだったらきちんとしたサロンにいってちゃんとお金を支払ってくつろいだほうがいいですよね。

無料エステ券を使うエステサロンの戦略

エステサロンは無料エステ券を使って以下のようなことをしようとしています。

無料エステ券を使ってエステに興味のあるお客をしぼる

—自社の商品に興味がある人のほうが興味がない人より購買率は高まります。
そのためにこの時点で購入率の高い人を選別しているんです。
無料とはいえわざわざ自分の時間を割いてそのエステまで来てくれるということは美容に興味があって、しかもエステに興味がある人です。
普通の女性よりは悪い言い方をすれば「ひっかけやすい」わけです。

施術を行った後に長時間の勧誘、コースを組ませる

—無料で施術してもらった手前こちらも引け目があります。「せっかく施術してもらったんだから話を聞いてあげよう」と施術の感想のアンケートなどをついついしてしまうと「一回では効果が出ない。通わないといけない。10回分セットだとチケットがあってお得」などと言葉巧みに、そのエステに通わせるべく勧誘してくるのです。

コースが始まったら「効果が出る」とホームエステ、サプリメントを勧め客単価を上げる

—美容に興味のあるお客様ですし、「せっかくお金をはらったんだから」と効果を出すのにあせっている人間の心理をついてきます。施術の際に「こうやったらもっと効果が出る」とどんどん商品を薦めてきます。その結果無料でエステの施術を受けるつもりが気が付いたら何十万も払ってしまっていた、、なんてことになるんです。
どうですか?
これは基本的な商売のやり方です。
たとえばこれをスーパーに置き換えてみましょう

  • 一個10円の野菜を広告に出す
  • 10円の野菜のためにスーパーに行く
  • お客さんも10円の野菜だけでは帰れないのでついつい他のものも買ってしまう。いつも買わないものを買ってしまうことも…
  • 何も悪いことはしてないんですよね。
    よくある話です。普通のスーパーのやってることは気づくのにエステになるととたんに判断力が鈍る。
    よくあることです。私もそうでした。

    無料につられてエステに行って雰囲気に飲まれて契約してしまう?

    これはエステが「美容」というものを商品にしていて雰囲気が独特で生活感がなく
    正常な判断がしにくい状態になるために起こることです。
    良い香りのアロマがたかれて、ヒーリングミュージックが流れて、異国のようなオシャレな空間…。
    そんな状況で長時間も説得されたら
    うっかり高額のコースを組まされてしまう可能性があります!!!
    (経験者は語る)
    日常と切り離された空間に飲まれてしまうわけです。
    ここまで読んでも「無料エステ券を使ってみたい!」という方のために、被害の回避策を考えました。

    無料エステ券使用の際の被害防止策

  • まず、下調べ。ネットなどで評判を調べる(googleで検索。Twitter、知恵袋で質問など)
  • 彼氏、友達に「今日は無料のエステに行ってくる」と報告しておいて、終わるころの時間に電話をかけてもらう。
  • ちょうど勧誘されているだろうとき電話がかかってくれば
    「すいません。。友達と約束があって、、今遅れているから怒ってるんです。」とか言えます。実際にエステが終わるころに併せて用事をいれちゃうのもいいでしょう。

  • お金を持っていても(貯金がけっこうある)それを匂わせない。きちんとお金を管理できていることをアピール。
  • 「もうすぐ結婚式で」「クリスマスまでに綺麗になりたいんです」なんてエステティシャンに言うのは絶対NGです。たとえそうであってもお試し期間にそれを伝えちゃいけません。「カモがネギしょって来た」と思われるだけです。

  • 印鑑はもちろん持っていかない。
  • 時々印鑑を持ち歩いている人がいます。なんと、私はエステにひっかかった当時は仕事の都合上毎日印鑑を持ち歩いていました。印鑑を持っていると契約がすぐにできてしまいますので危険です。

  • アンケートを求められたらといわれたら全力で「美容に興味がない」「ためしに来たけど今後は来る気がない」という回答をする。
  • 今後行くつもりがないのなら正直に「今回だけで今後通うことはない」と答えましょう。

  • 勧誘されて心が動いていたら、「一度親(恋人、夫)に相談します」といって、その場は帰ってもう一度考え直す。
  • 一旦帰宅して信用できる友達、親、彼氏などに相談して客観的な意見を仰ぎましょう。ネットの掲示板で質問してみるのもいいと思います。(Twitterでフォロワーさんに聞いてみるとか)

  • きちんと自分の意見を持つ
  • こちらからがんがんに質問攻めにしてどれだけそのエステティシャンが正しい美容の知識を持ってるのか判断しましましょう。
    「うーん、なんとなくやせたくってぇ、何がいいのかわからないしー、美容の知識もないんですぅ」
    なんて態度が一番ひっかかりやすいです。要注意!


    以上が足子のご提案できる無料エステ券被害の回避策です。
    もちろん無料券をやっているエステがすべてあやしいわけではありません。
    しかし、大金を使うかもしれないエステに乗り込む(?)のだから丸腰では危険。
    どれもあまり手間のかからないことですし、頭の片隅にいれておくだけでも「いざ!」って時に役に立つと思います。
    ※これは足子が実際悪徳エステにひっかかった際の経験をもとに書いています。
    もちろん有料なエステもたくさんあります。
    特定のエステサロンのことではありませんのでご了承ください。
    2017 5.14 加筆修正

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